湿度が高くて気温も高くなるこの時期
体調を崩す人も多いと思いますが
それを助けるかのように
身近な植物が実りを迎えています
びわ、梅、そして実こそなりませんが
ドクダミも可憐な花を咲かせています
すべてすばらしい薬効のある植物
是非とも親しみ、味わいたいものです
今回は特に「びわ」を取り上げたいと思います
捨てる部分がないほど、
枝、葉、実、種、すべて活用することができます
実はもちろん美味しくいただけますし、
残った種も時間をかければ調理することができるとか
近頃お店にびわの実が並ぶことも多くなりました
食べたらその皮や種を捨てずに
入浴剤として活用することもできます
排水口につけるネットに入れれば
クズがお湯を汚すこともありません
一緒に塩を入れ、ゆっくりと湯船に浸かると
ほんとうに気持ちよく汗をかくことができます
もしびわの葉を手に入れることができるなら
こちらも乾燥させて保存しておくと
いろいろ活用できます
お灸を据える方は、びわの葉灸をされてもいいですね
びわの葉を刻んで、ホワイトリカーにつけておくと
虫刺されのローションになります
私の体感ですが、びわの葉をとる季節は
節分、立春のあたりがよいような気がしています
植物の中に陽の気が最大限ため込まれている
時期だからだと思っています
「びわのある家には病人がでる」という
迷信というか、言い伝えがあるようです
びわの薬効を求めて、病人が集まるからだという
説もあるようですが、理由ははっきりしません
ただ、びわの木は湿度を好むので、
家の近くにびわの木があると、
その家は湿度が高くなる、すなわち
体調を崩しやすくなるというのが、
本当のように感じています
びわはすばらしい植物ですが、
もし家の敷地内にその木がある場合は
除湿を特にお気をつけ下さい
生け花でもびわを花材として使います
写真は青いびわの時期の作品
ただ葉が大きいので、大胆に葉を落として
バランスを見ていくのが難しいところです
うまく使えれば、非常に趣のある枝姿ですので
大きな花瓶に一枝入れておくだけでも
様になりますよ
是非是非びわに親しんで下さいね
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